土地の人々の言葉と風景の記録をもとに、創作活動をつづける瀬尾夏美さん。弊社刊行『声の地層 災禍と痛みを語ること』が話題を呼んでいます。対するは、現代ブラック・スタディーズの古典的作品『母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)の翻訳をてがけた榎本空さん。アプローチは違えど、生きることの根幹、痛みの歴史に注目するお二人の顔合わせです。お互いの本のこと、沖縄のことなど、ざっくばらんに語っていただきます。
■2023年12月4日 開場18:00/開演18:30
沖縄県那覇市松尾2-19-10 「あおみどりの木」
https://www.instagram.com/aomidorinoki/
https://aomidorinoki.jimdosite.com
入場料:1500円
事前予約制です。
info@ikinobirubooks.jp に、件名「瀬尾さん榎本さんイベント参加希望」とご明記の上、
・参加人数
・お名前
・ご連絡先
をメールしてください。
『LISTEN.』刊行記念トークイベント開催されました
俳優・山口智子のライフワークである、世界の音楽文化をアーカイブするプロジェクト「LISTEN.」。その10年の歩みをまとめた書籍の刊行を記念し、9月9日(金)東京・二子玉川蔦屋家電BOOKにて山口智子自らがLISTEN.にかける想いを語るトークイベントが開催されました。
「旅立ち」をテーマにしたこの日のトークは、LISTEN.の始まりの地、ハンガリーの大平原で出会った、マジャル民族の祭典からスタートしました。
民族の誇りと、カザフスタンのグループ「トゥラン」が奏でる古と今を繋ぐ音。その出会いの感動を、熱を込めて話す姿に、会場に駆け付けた約40人の人々は真剣に耳を傾けていました。
イベントはトークとともに、LISTEN.でこれまでに撮影してきた美しい映像と音楽のアーカイブを交えて進みます。大地に響くパルノ・グラストのジプシー音楽、民謡を歌い継ぐセベステン・マルタの美しい歌、ライコ・フェリックスの繊細かつ雄々しいバイオリンの響き、ラカトシュ・ファミリーの絆が奏でる調べ、クラウディア・ラ・デブラによる妖艶かつ生命力に溢れたフラメンコ……。「何世代もかけて受け継がれてきたものは本当にかっこいい」と、世界中で出会った音楽について話しつつ、「早急すぎる時代の流れの中で存続の危機も秘めている」と、LISTEN.を伝える原動力について触れる一幕も。また「旅は自分にとって大切なものが見えてくる大事な時間」と、旅の魅力についても語りました。
「今日は決起集会です」という言葉の通り、今後、様々な場所でLISTEN.について語っていきたいと、今後の展望も語りつつ、映像とトークによる1時間に渡る音楽紀行は終了しました。次回は9月28日(水)代官山蔦屋書店にて、第二弾のトークイベントの開催を予定しています。
■トークイベント第二弾「結束の宴」
人間は逆境の中で、生きる力を発動させる歌やリズムやダンスを生んできた。
大転換機と言える今の時代こそ、生きぬくパワーに満ちた音の秘密を学ぶ時だ。
父から息子へと受け継がれるバルカン・ブラス。
心を一つに結ぶ祝杯の宴。命を再生へと誘う歌の祭典。
会期:2022年9月28日(水) 19:00〜
場所:代官山 蔦屋書店 3号館2階 シェアラウンジ
※2022年9月30日まで、シェアラウンジ ギャラリースペースなどでLISTEN.の写真・映像・ポスター展示を行います。
また書籍・CD・ポスター・Tシャツも販売予定です。
※トークイベントは、ライブでオンライン配信を行います(1週間のアーカイブ期間あり)
詳細は代官山 蔦屋書店のイベントページをご覧ください